大人気ラーメン店のオーナーが語る!知られざる苦労と成長の軌跡!情熱と逆境が生んだ“冷凍ラーメン”の誕生秘話
#7 Hiroshi Yoshida / ramen RAIJIN
今回のゲストは、多国籍な文化が交差するグルメ都市・トロント。数多くのラーメン店がしのぎを削るこの街で、大人気店「Ramen Raijin(ラーメン雷神)」を営むHiroshi Yoshidaさん。未経験から事業を立ち上げ、英語の壁、飲食業の過酷さ、そして世界を襲ったパンデミックをどう乗り越えてきたのか。その挑戦の裏にある想いや葛藤、誰も知らない人生のストーリーに迫ります。将来の海外起業家やビジネスオーナーの方にとって、実践的なアドバイスやインスピレーションがたくさん詰まっています。視聴後、あなたの感想や意見もぜひコメント欄でシェアしてください!
目次
- 生い立ち~日本での生活
- 渡航~カナダ生活
- 店舗立ち上げ当時について
- 冷凍ラーメン誕生秘話
- 大切にしている価値観
- 今後の目標と展望
- 後続の海外起業家達へのアドバイス
- The Stories視聴特典のご案内
Q. まずはじめに、簡単に自己紹介をお願いします。
Yoshida Hiroshiといいます。トロントで「ramen RAIJIN」というラーメン屋さんを運営しておりまして、レストランの事業とコロナ禍で始めた冷凍ラーメンの事業をしております。冷凍ラーメンはオンラインストアを設けて製造・販売しております。 バンクーバーのほうでお店をプロデュースしたりとか、日系企業さんと提携して冷凍ラーメンの製造・販売をしたり、ラーメンに関わるビジネスを運営しています。
Q.Hiroshiさんの生い立ちや学生時代について教えてください。
出身は東北、宮城県の仙台市で生まれ育って、20歳くらいまでずっと仙台で暮らしていました。子供時代はわりとやんちゃな子で、あまり大人の話も聞かないし、あまり落ち着きがなくて、いろんなものに興味を向けてはすぐに飽きちゃって、親からしたら大変だったみたいです。高校卒業してからは全然大学に行くつもりなくて、「フリーターになりたいから僕は大学に行かない」って高校1年生ぐらいのときに親に言ったらしいです。でもフリーターしている間に、「あまりフリーターって面白くない」と思って、大学に行こうと思って、そこから2年くらい勉強して、大学に行ったのが21歳の頃でした。大学では、映画批評とか映画の歴史とか、わりとアカデミックな映画学というか、そういうのを勉強してました。


Q.大学卒業されたあとに就職は日本でされたんですか?
就職活動を一週間で止めちゃって、というのも大学のときに結構忙しくて、就活とかしている暇がないというか、なんかちょっと疑問を感じちゃったんですよね。就活というシステムに。1週間でもう「あ、僕は無理だ」と気づいちゃって、「やーめた」と。今でも納得いってないですね。あのシステムというか。
大学生の頃から渋谷の映画館で映写技師のアルバイトをやってたんですね。そのまま大学を卒業してもアルバイトを続けて、ちょこちょこラジオの脚本を書かせてもらったり、稼げないので生活は破綻していくんですけど。。。
Q. カナダにきたきっかけを教えてください
東京での生活に行き詰まりを感じていたときに、今の奥さんと出会って、彼女がカナダに来るっていうときに、僕はついてきた感じです。その辺はフットワーク軽いというか、出会って半年くらいでカナダに来てましたね。

Q.カナダでの生活はどんな感じでしたか?
新鮮だったのは新鮮だったんですけど、やっぱり海外生活とかに興味がなかったし、考えたこともなかったし、英語もまともに勉強したこともなかったので、仕事も決まらずに結構最初は悔しい思いをしたなというのが今振り返るとありますね。「悔しい」みたいな感情は自分の原動力というか、英語も最低限やっぱり、どうにかコミュニケーション取れるぐらいまでにならないと、生活が成り立たないじゃないですか。苦労しながら悔しい思いをしながら、どうにかこうにかここまで来た感じですね。カナダに来て、せっかく来たからには一年で帰るのはもったいないなと思って、バンクーバーの「Kintaro Ramen」というラーメン屋でビザのサポートをしているという求人を見つけて、当時バンクーバーでラーメンが流行り始めていた時期で、ラーメン好きだったし、学生時代に日本で三年間ラーメン屋さんでアルバイトをしてたので、経験もあるし、もしかしたらビザのサポートとか永住権とかいけるかなと思ったところで、Kintaro Rammenに入りました。
当時運よくバンクーバーオリンピックの直後で、わりとビザが緩かったのもあったし、経験があったぶん、みんなが一年で覚えるところを半年くらいでものにして、どうにかこうにかやってこられたので、そこで認められてビザと永住権を取ったのが大体2012年ぐらいでした。そのとき同時進行で、そこの会社でトロントに進出するという話があって、当時の社長から「立ち上げで行ってきてくれないか」ということでトロントに来たのがきっかけです。そこからRarmen Raijinもずっと携わっています。
Q. ramen RAIJINの立ち上げ当初の様子を教えてください。
日本でも飲食店の立ち上げはやったことはなかったので、何も考えずに二つ返事でOKして、とりあえずトロントに送られたみたいな感じだったんですけど、本当にワーホリに毛が生えたぐらいの状態で来て、立ち上げを急にやることになって、すごい自分の中で「あんな簡単に返事するんじゃなかったな」と思いました。業者さんも「いついつ行く」って言って来なかったり、「いつまでに終わる」って終わらなかったり、シティのインスペクターとかもそういう感じで、オープン予定日にオープンができない。(店を)開けたら開けたで味は決まらない、従業員のトレーニングはおぼつかない、オペレーションも決まりきってなくてままならない。開けたらどうにかなるって思ってたら全然どうにかならない。そこから1年くらい、まともに休みも取れずに働いて、当時は雇われのマネージャーという立場だったので、お金のこととかはタッチしていなかったんですけど、ずっと赤字の状態を続けていたので、それはマネージャーとして話は聞くわけですよね。「しんどいな」「厳しいな」とは思ってたんですけど、その頃に別の会社に買収されるんですよ。「Zakkushiグループ」という焼き鳥居酒屋のグループなんですけど、Zakkushiグループの下で運営することになって、ずっと本当に大変。オープン前から大変で、開けても大変で、(経営母体が)Zakkushiに変わっても別にそれで収益が瞬間的に改善するわけではないじゃないですか。やっぱりそこから1~2年、レシピを見直し、オペレーションを見直し、マネジメントみたいなことも勉強しながら、当時一番働いてたなと思うんですけど、朝9時から立ち上げをやって営業をやって、夜9時くらいに終わって従業員にお店のクローズは任せて、そこからスープの施策をして、夜中まで朝までというのを結構繰り返してて、あれは大変でしたね。
当時、Zakkushiの社長に言われてすごい衝撃だったのが、「100点を目指すのはもちろん大事なことなんだけど、100点の時もあれば60点の時もあれば50店の時もあるというようなブレがあるような状態ではお客さんが付かないから、常に80点以上のものを出せるように、それは自分がいてもいなくてもできるようにしないと、ビジネスとしては上手くいかないよ」というお話だったので、自分の中ではそこに妥協みたいなものを感じてしまって、当時スッとは受け入れられなかったけど、それがきっかけになって、別の目線を持てたのはあるかもしれないです。「美味しいラーメンを出し続ければ売れるんだ」と思ってやっていたんだけど、「あれ? そんなに 簡単な話ではないんだな」というところから、 オペレーションとかマネジメントとか勉強する幅を広げていって、それが回り始めると結果もついてきて、そうやって努力して頑張ったことがちゃんと結果に繋がるんだというのが面白くて、立場が雇われからオーナーになったことも勿論あるんですけど、視点が変わることでramen RAIJINのトロントのラーメン市場の中での立ち位置を、ちょっと別の視点から俯瞰してみられるようになったというのは、経営をする上でめちゃくちゃ大事なことなじゃないかなと思ってやってます。

Q.冷凍ラーメンの誕生秘話について教えてください。
パンデミックになって絶望的な気持ちになって、でも(休業前)最後の日に来てくれたお客さん大勢いたんですよね。ramen RAIJINを好きでいてくれてる人はいっぱいいるんだなということで、(休業)二日目くらいには「よし、もう何かやろう」という気持ちになっていました。ただ、何が大変だったかというと、ダウンタウンにお店があるので、人が来なくなった。つまり、需要はなくなったんだけど、 レストランはいっぱいある。供給過多の状態になっている。 だからみんな値下げをしている。 でも値下げして売っているわけだから、 当然利益は出ない。 っていう状況で、 ここで同じことをやっていても多分ダメだから、外に売りに行かないといけない。 ダウンタウンに人が来ていないということは、郊外には人がいるわけですよね。でも、そっちは飲食店は少ないと、だから結構、 郊外の寿司屋さんとかお魚屋さんとかはバカ売れしているみたいなのは、何かに耳に入ってきていて、「そうか、これは商圏が変わったんだ」と思って、外に出ていこう、ただ、 一軒一軒自分がラーメン作って持っていくのは効率が悪い。大量に冷凍して何軒も回ればいいということで、「よし、冷凍ラーメンちょっとやってみよう」と。試作し始めたのもパンデミックになって1ヶ月以内とか、そのぐらいの時期で、人手は余っているし、毎日試作して試食して、一か月で100食以上、 試作と試食を繰り返して、 これだったら売れるというクオリティになりました。
これもビジネスの基本なんですけど、 最初スモールスタートで、 SNSで集客して、 Google formsで注文を取って、e-TransferとかPayPalでお金のやりとりをして、Google formsとGoogleMapを繋げてピンを立てて、 そこに一軒一軒僕がデリバリーしていくっていうスタイルを三カ月くらい続けました。「これはいける」ってことで、 オンラインストアを立ち上げて、 そっちに踏み切って「よし行くぞ」っていうことでお店全体でやっていきました。ただ、蓋を開けてみたら、政府補助金とかに頼ってたほうが、 金銭的にはもしかしたら良かったかもしれない、 というのは実はあるんです。でもやっぱり、あの状況で考えて、 動いて、その中でブラッシュアップしてサイクルを回したのは、自分にとっては良い面もあったかなと思ってますね。

Q.大切にしている価値観について教えてください。
大切にしている価値観は、僕なんか昔から、いろんなトレンドがある中で究極、「諸行無常」だと思うんですね。『平家物語』の冒頭の一節に「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」とか、 あれも僕、結構昔から好きで、今もおかげさまでramen RAIJINに毎日たくさんお客さんが来てくれてるんですけど、いずれ廃れるんだろうなと、今の状態がずっと続くわけではない。そうなったらそうなったで、またあの手この手でどうにかするんでしょうけど、それはちゃんと肝に銘じておかないと、そうなったときに対応が出来なくなる。だからこそ、毎日毎日、日々一生懸命生きていけるものだと思ってます。大事にしている価値観と言えばそういう感じですかね。

Q.カナダ人に対するサービスで工夫していることはありますか?
今でこそラーメンのテイクアウトって一般的だと思うんですけど、当時トロントでramen RAIJINを開けた時に、テイクアウトを受け付けてなかったんですよね。 麺も伸びちゃうし、作りたての熱々のラーメンを一番美味しい状態で食べてほしいというのが、日本人的にはその感覚って普通、当たり前じゃないですか。それでテイクアウトをお断りしてたら、お客さんと口論になったことがあって、「俺がいいって言ってるんだからいいだろ」ってお客さんが言って、「いやでもダメなんですよ。俺は一番おいしい状態で食べてほしいんだ」 ってなったときに、結果僕が折れて、テイクアウトをやり始めました。その時にお客さんが喜んでくれて、職人的な部分では「違うんだよな」と思いつつ、でもニーズに応えるってこういうことだなと、国が違えばそこの感覚ってズレてくるし、「普通はこう」というのを極力疑ってみるとか、そういうところに、もしかしたらビジネスチャンスだったり突破口があるんじゃないかなと思って、常にアンテナを張り巡らせてやっています。
Q.疲れたときやストレスを感じた時のリフレッシュ方法について教えてください。
二年前ぐらいに剣道を始めて、剣道をやっているときに無心になれるんですよね。それしか考えられないような。仕事でトラブルとかあると、 結構ずっとそっちに引っ張られちゃったりするじゃないですか。そうなっていくとネガティブな方向に行って、精神状態も良くないし、 そういう中で考える視点ってあまり良くない気がして、剣道をやっている時は全部無になれる。本当に目の前の相手にどういう風に攻めるかだけを考えられる。 それが肉体はすごい疲れるんですけど、 頭のリフレッシュにすごいなっていて、一回全部クリアできるっていうのは、 すごい良いんだろうなと思ってます。
Q.今後の目標と展望についてお聞かせください。
先の話にはなるんですけど、生活拠点を日本に移したいなと思っていて、子供がまだ10歳と11歳なので、もうちょっと親の手から離れた頃にと思っているので、5~10年先ぐらいかなとは思っているんですけど、拠点を移すというか、カナダのビジネスも続けながらなんですけど、でもそうなると、こちらを誰かに任せなきゃいけなくなるので、その継承というか引継ぎを今から考えています。「日本で何をするか」というのは、いま日本って後継者不足が結構大きな問題になっていて、日本の古き良きビジネスが引き継ぐ人がいないことによって失くなっていくのは悲しいし、自分が何かできることはないかなと思っていて、なにか日本で新しいことをやりたいなと思っているんですけど、 全くゼロから立ち上げるよりも、既に成り立っているビジネスを引き継いで、 それを海外展開するとか生産性を上げていって、後継者不足は解決することによって、世代交代が進む。今後の日本は多分、経済的に良くなっていくんだろうなあという期待も込めて、そこに自分が出来ることはないのかなというのが、この先5~10年先ぐらいの目標ですかね。
Q.後続の海外起業家へのアドバイスはありますか。
海外でビジネスをやるということは、海外に限らず日本でもそうだと思うんですけど、絶対苦労はすると思います。 120%苦労はすると思います。 ただ、それにめげずに、なにか失敗したり上手くいかなかったときに、とにかく食らいついて、じゃあ今度はこうしてみよう、ああしてみようというのがある限り、挑戦って続けられると思うので、それがなくなった時には、潔く撤退して、それは絶対に財産になると思うので、とにかく打ち手があるうちは、 愚直になり続けるというのが大事かなと思います。あとは苦労は覚悟しておくに越したことはないと思うので、起業を志している方を応援しております。

本日はありがとうございました!
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お店はトロントのWellesley駅から徒歩4分!Hiroshiさんに会ってみたい!人気のラーメンや冷凍ラーメンを食べてみたい!という方は、ぜひクーポンをゲットしてご利用ください!
※店内飲食をご希望の方は事前のご予約をお勧めいたします。

| 会社名 | ramen RAIJIN |
| 代表者 | Hiroshi Yoshida |
| 所在地 | 24 Wellesley St. West Rear, Toronto, ON M4Y 2X6 |
| 営業時間 | Sun – Thu 11:30〜21:30 (Last Call 21:30 / Close 22:00) Fri – Sat 11:30〜22:00 (Last Call 22:00 / Close 22:30) |
| 電話 | (647) 348-0667 |
| メール | info@ramenraijin.com |
| 事業内容 | ラーメン屋のプロデュース・店舗運営 冷凍ラーメンの製造販売 |
| Webサイト | https://ramenraijin.com/ |
@ramen.raijin![]() |

