Hiroko sann

撮影会も映画も指名殺到!/カナダで大人気!プロの着付け師の挑戦の軌跡!

# 10 Hiroko Puopolo / Salon de Tea + Kimono

今回のゲストは数え切れないほどの文化が息づくカナダ・トロントで、日本伝統の着物に光を当てるSalon de Tea + Kimonoのオーナー、プオポロ・ヒロコさん。 人々の人生の節目を彩り、尽きない探求心で挑戦し続けるヒロコさんの思いや葛藤、歩んできた軌跡の誰も知らない人生ストーリーに迫ります。

出演者紹介

ヒロコ・プオポロ

新潟県出身。
大学卒業後、地元の旅客運輸会社に入社し、約4〜5年間勤務。
旅行部門への異動をきっかけに海外業務を経験し、「英語を本格的に学びたい」「新しい環境に挑戦したい」という思いからカナダ留学を決意。
トロントではESLを経て、ジョージブラウンカレッジにてホスピタリティマネジメントを専攻。
現在はカナダ・トロントを拠点に「Salon de Tea + Kimono」を主宰し、着物レンタル・着付けサービス・着付け教室など着物の総合サービスを展開。映画・テレビの衣装提供も行う。
海外での生活経験を活かし、着物文化を広く伝える活動を続けている。
座右の銘は「常在戦場」「老いて学べば死して朽ちず」

会社情報

Company nameSalon de Tea + Kimono
FounderHiroko Puopolo
Phone647-522-0104
e-mailsalondeteapluskimono@gmail.com
Services着物レンタル・着付け・着付け教室
和装結婚式・七五三・成人式・卒業式
着物撮影会・イベント
ヘリテージ講演実演
Websitehttps://salondeteapluskimo.wixsite.com/teapluskimono/home

目次

トロントで“着物文化”を伝えたい

— それではまず、現在の事業について教えていただけますか?

トロントで「着物総合サービス」を提供しています。主な事業は、着物のレンタルと着付けです。結婚式や成人式、七五三、卒業式などのお支度のほか、写真撮影、映画やテレビドラマの衣装提供・着付けも行っています。 また、日本文化を紹介するイベントでは、着付けのデモンストレーションや講演も実施しています。さらに、着付け教室も開催しており、「ビジネスとしてよりも、できるだけ多くの方に自分で着物を楽しんでもらいたい」という思いから、長く通いやすい形にしています。

— そもそも、着付けを学び始めたきっかけは?

大学を卒業して社会人になった後、「何か習い事を始めたい」と思ったのがきっかけです。いくつか候補がある中で、一番興味を引かれたのが着物でした。それで日本で着付け教室に通い始めました。

—ご出身は新潟県ですよね?

はい、新潟市出身です。港町で、昔から織物の産地として有名なんです。 ただ、私の家はごく普通のサラリーマン家庭で、特別に伝統芸能をやっていたわけではありません。母が入学式や卒業式などで着物を着る姿を見て育ちました。

社会人から海外へ ― カナダ留学のきっかけ

—卒業後は日本で就職されたんですね。

地元の旅客運輸会社に勤務していました。トロントで言えばTTCのような公共交通機関の運営を担う企業です。約4〜5年働きました。 その後、社内異動で「旅行部門」に配属され、これが転機になりました。繁忙期の業務応援で海外勤務を経験したのですが、「スーツを着て海外で仕事をする」という経験がとても新鮮で、“こういう世界もあるんだ”と感じたんです。

何度かそうした経験をするうちに、「今の生活とは違うことをしたい」「英語を本格的に学びたい」という気持ちが強くなり、カナダ留学を決意しました。

— カナダを選んだ理由は?

北米スタイルのビジネスを学びたかったことと、英語が比較的ニュートラルで聞き取りやすいこと。そして、何より治安の良さです。平和で安全な国だという点が大きかったですね。

英語にはもともと自信があったんですか?
大学で英文学を学んだので、一応英語には触れ合っていましたし、海外での仕事も通して英語は学んでおりました。

学びと出会い ― 永住権を得るまで

カナダではまずESL(英語プログラム)を経て、ジョージブラウンカレッジでホスピタリティマネジメントを学びました。 クラスメイトの多くは移民の方で、母国でキャリアを積んでいたのにカナダでは同じ仕事に就けず、再び学び直している人が多かったです。

私も日本での就労経験があったので、周りから「永住権を申請してみたら?」と勧められました。当時は母国での経歴がポイントとして評価される制度だったんです。時間はかかりましたが、無事に永住権を取得できました。 留学中の人との出会いとアドバイスが、今の私につながっていると思います。

中東での生活、そして再びカナダへ

その後、トロントで結婚し、夫の仕事の関係でタイやサウジアラビア、バーレーンなどで暮らしました。特にバーレーンでは長く滞在し、子育て中心の生活でした。

カナダに戻ってきたのは、子どもに日本語教育をしたいと思ったのがきっかけです。日本語学校や育児サークルに参加するうちに、日本人コミュニティとつながりができました。 そこで、「お互いができることを教え合おう」という流れから、私は着付けを教えることになり、これが今のビジネスの原点になっています。

“雪だるま式”に広がった着物ビジネス

最初は着付け教室を開くだけだったのですが、「パーティーで着物を着たいけれど自分で着られない」といった依頼を受けるようになりました。 やがて「着物を持っていない」「別のデザインが着たい」という声が増え、レンタルも始めました。さらに七五三の依頼が増え、フォトグラファーやヘアメイクさんとチームを組むようになりました。

宣伝よりも、目の前の“ご縁”に応える形で広がっていったんです。

活動を続けるうちに、「映画撮影で着付けをしてほしい」「衣装を貸してほしい」といった依頼も増えました。そうして、映画やテレビの衣装提供にも携わるようになりました。

— 着物はどのくらいお持ちなんですか?

数えたことはありませんが、仕事用・レンタル用を含めて数百枚ほどあります。子ども用から打掛、男性用まで幅広く揃っています。新潟の呉服店にお願いして、コンディションの良いものを集めました。 特に小物類はカナダでは入手が難しく、日本から取り寄せることも多いですね。

カナダと日本のビジネスの違い

一つちょっと挙げるとすれば、カナダは割とソフトオープン的な、何かのプロジェクトがあっても、とりあえず形になったら始めてみると。そしてそれに付随していろんな問題って生じてくるじゃないですか。その問題に関しては、その都度対応して形作っていくっていうのをすごい感じます。

日本は割ともうちょっとプロジェクトって言ったら完璧に計画を立てて、問題も想定して、こういう問題が起こったらこうするみたいな、すごいやってからの開始というのがあると思うんですよね。それは両方とも素晴らしいと思うんですよ。日本のやり方も素晴らしいと思うし、カナダのもいいと思うので、その時々で良さを活かしていけたらいいと思いますね。 特にカナダではそういう問題が起こったときに、毅然として問題解決ができる人がやっぱり評価されるというか、そこら辺が違いかなって思いますね。

— ビジネスをする上で一番難しい点は何ですか?

お客様の体型とかって一人一人違うんですよ。 単に小さいとか大きいとか、背が高い低いとかだけじゃなくて、骨格とか、本当にあらゆること、顔の大きさと首の長さとか、本当に一人一人違うんで、もう一回一回が真剣勝負ですね。 なので、私もまだ常に常に学んでいる状態で、それこそ一年に一度日本に帰るんですけれども、先生のところに行って、いろいろわからないこと聞いたりとか、 本当に勉強しないと置いていかれてしまうという危機感があります。あまりわからないかもしれないんですけど、着付けにしても流行っていうものがあって、 例えば昭和の写真とか見てるとちょっと古いなって思うじゃないですか。具体的にどこがどうっていうのを言えなくても、なんか違うなっていうのがあったりして、やっぱり今風の着付け、今の人が求める着付けってあるんで、そういうのを常に勉強してます。

後続の海外起業家達へのアドバイス

あまり頭でっかちにならずにやりたいことがあれば、やってみると自ら周りも動いてきますし、それで次どうするかっていうことを決めればいいので、 あまり考えすぎて立ち止まっているって言うんだったら、とりあえずやってみる。というのはどうでしょう? 企業っていうのはものすごい大きい言葉だと思うんですよ。何か資金を調達して、マーケティングをしてとか、全くそういうのがなくて、 自分のできることをやって、それで人様からお金をいただくっていうことから始めたんで、そんな感じでしょうかね。

The Stories behind my story視聴者限定特典

Salon de Tea + Kimono代表のHirokoさんによる着付け教室!

初心者クラス(全4回)の初回受講料を 特別に50%OFF でご案内中!

海外に住んでいても、着物の世界を身近に感じていただけるチャンスです。
はじめての方も安心してご参加いただけます♪

着付け教室以外のサービスもご利用いただけます!